江戸時代人々は、子どもの心の成長に合わせて教育することを「当たり前」なこととしていました。三つ心
三歳になるまでに教えることは心の構え方でした。
感じること、受け取ること。
まず、これを教えました。
豊かな心は、自分を認めることから始まります。評価しない、あるがままの自分を認める。だから、江戸時代「知ったかぶり」は心足らぬもののする事として、嫌いました。知っている事よりもそのことをしっかり、自分で咀嚼して自分なりの考えを持つことが大事だったのです。単に、知っている事をひけらかすのはこころ貧しき人のする事なのです。
最近、こうしたセミナーを見かけることが重なり、少し、寂しい思いをしております。成人式の着物選びにしても着付けにしても同じ根を、持つことのように思われてなりません。以前「江戸しぐさ」の本を2、3冊読んで知ってる、知ってると繰り返しておいでの方がありました。