お着物のドレスコード
お正月は、普段は着ない方も
ちょっと大和なでしこ
で、置物をお召しになるかたが
増えますね。
昨日も、とある賀詞交歓会に伺いましたら
あら、この方も?と、普段のファッショナブルな洋装の
影もない素敵なお着物姿!
それを眺めていたお隣の男性が
「やっぱり、着物姿っていいですねえ」
「日本人には着物だねえ・・・」
と、うれしそうなお顔でニタついてましたっけ。
こんなに周りの方が喜んでくださるお着物。
お着物にも、ドレスコードがあります。
こんなこと御存じだと、より一層
素敵に着こなしていただけるかなと
思います。
その1
お着物には、
織の着物 紬といわれるもの(正式な時は着ません
主に普段着
ただし大島、結城紬など高価(一千万単位のものも)
なものもあるが、セミフォーマルまでしか着ない。
染の着物 やわらかい感じであと染のものがほとんど
振袖、訪問着、留袖、小紋などと呼ばれる。
おしゃれ着からフォーマルまで。
大きく分けて、この二つですが
T・P・Oについては洋服よりも、はっきり分けられます。
第一礼装 五つ紋がついているもので基本染の着物
未婚の女性の着る着物で大振袖と呼ばれるもの
洋装だと、ブラックタイと明記
ローブデコルテ・イブニングドレス・カクテルドレス
第二礼装 三つ紋がついている着物
訪問着、吉兆文様の付け下げ
三つ紋の無地など。
洋装だと、日中のパーティ ローブ・モンタント
アフタヌーンドレス・またはフォーマルスーツ
第三礼装 一つ紋月の無地
付け下げ・江戸小紋・無地・吉兆文様の小紋
洋装だと、セミフォーマルスーツ
およそこんな感じです。
着物はその形式だけではなく柄にも、格があります。
お振袖だから、何でもいいのではなく
その柄付けによって、街着の振袖になったりします。
一番、安心なのは吉兆文様といわれる
古式ゆたかな柄付けのものをお選びになると,安心!
でも、自分の個性を生かしたい!人と同じはイヤ!という方は
呉服店の方にお尋ねください。
振袖・訪問着の柄付けになっていても
夜の仕事の方がお召しになる社交着の、格付けかもしれませんよ。
せっかくお求めになったのに
単なるおしゃれ着にしかならないのは、残念!
わからない人が多いんだから
いいのよ!ですか?
そうですね。それもご自由です。
でも、わかっているかたにすると
恥ずかしい事だなと感じているかもしれませんね。
知っていて、遊び心,
常識外しにするのと
全く知らないで、常識外れになるのとの違いですね。