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着物のドレスコード2

着物のドレスコード第二です。

着物には織の着物と染の着物の二つがあることは

前回お話いたしました。

 

このごろ、織の着物地を使った訪問着が

出回っています。

柄のつけ方が、絵羽(着物にして広げた時に、
一枚の絵になるように柄付けをしたもの)に

なっていますので、訪問着と同じでしょ・・・と

考えられる方もいらっしゃるでしょうが

実は、染の訪問着よりも「格」は下がります。

正式なセレモニー、結婚式

いま時で言うと

お正月の賀詞交歓会などには

ちょっとお避けになった方がいいかもしれません。

本来はおしゃれ着ですので・・・。

 

賀詞交歓会などには、もちろん訪問着・付け下げ(染のもの)

色無地(紋付なら尚可)・吉兆柄の小紋・振袖などが

よろしいかと思います。

 

帯や帯揚げ帯締めなどの合わせ方も

洋服感覚で、同系色を合わせる方がお出でですが

いかにも、着物初心者を思わせます。

着物は、帯で締めます。

全身を包む着物に帯の色で

遊びや品格を作り出します。

同系色では、締まらない・・・という事になりますね。

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歌手の都はるみさんが、弟さんの着物作家さんを売り出すために

帯と着物の柄を同じものをお召しになって

芸能界から、流行りだしましたが

本来の和装では、そういうことはしません。

着物では

着物に、梅の花をあしらい

帯に、鶯を描く・・・といった

一捻りした遊び心を良しとしました。

 

全身同じ系統の色目でというのは

面白みに欠けると、「通」は言いますね。

 

「あっ、いいですなあ~」と一目見て感じ

「ん?」

「あらら、ちらりと見える着物の裏地に柄があるね」

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あるいは

着物があやめで、帯びの後ろ柄が渡しの船だよ

なんていう

一拍おいての、楽しみが着物の粋なところなんですね。

 

ですからその昔

なんてことのない黒い羽織を

サラリと、肩から落とすと

表地の何倍もするような

絵師の書いた裏地が・・・・なんてのが

旦那衆のお遊びでした。

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たまには、あちらの四十八手がなんて悪目立ちなんてのもありましたがね。

 

そうそう、男性の羽織紐

これは、奥様以外はめったやたらにおさわりしちゃいけません。

 

丸いものが二つ、その間に点に向かって屹立しているものなあに?

 

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つまりそういうことですので

羽織紐ごときに、大枚を支払うのは

男性の象徴するものだからなんだそうです!

 

へい、お退屈様!

2017年1月8日

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