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ことば その1

昨今、日常的に使われる言葉が

日に日に少なくなっているように感じます。

ことばが少なくなるという事は

ものを考える時の

表現が少なくなる・・・という事なのです。

 

かく言う私も「そうだなあ、こういう言い方

随分使ってないし、聞いてない」と

思うものをいくつも思い出せますね。

 

いくつかを、シリーズで書き出してみます。

 

 

その一に、こんな言葉。

 

「あさましい」

先日、某国の重要人物のお身内が

暗殺されました。

連日誰が、指示をしたのか

(まあ、公然の秘密のようではありますが)

マスコミは、かしましく(これもあまり聞かれない言葉です)

わめきたてています。

それは、かなり近いお身内が

保身の為に、行ったと推測されているからです。

 

「あさましい!!」

殺された、兄君は

時分と家族の安全を、希有(こいねがう)文章を

繰り返し送っていたようです。

 

特別な権力を握ったものは

『剣の下に座しているようなものだ』と

シラクサの王、ディオニソスが

ダモクレスに諭したように

きっとこの権力者は、

このお身内を「剣」とみなしたから

剣を、取り除いたのでしょう。

 

権力者にとっては

危険を取り除くにしくなし・・・です。

 

でも、私たち庶民にとっては・・・・。

「あさましい」

と、感じませんか?

そこまでやる?

といったような感じです。

そこまでして、権力を守るの?

お身内を次から次から粛清して

最後にあなたが手の残すものは何?

 

ついしかめ面になりませんか?

昨今、あさましいことが多すぎて

いちいち反応できない・・・と

仰るむきも、ございましょうが

忘れてはいけない感覚だと思います。

 

 

 

2017年2月21日

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