立志の功は、恥を知るをもって要と為す 佐藤一斎 言志録7
ご無沙汰しました。
新年度を迎えて
新入社員や新入学生の皆様に
この言葉をお送りします。
立志の功は
恥を知るを持って要と為す
志して実際に実績を上げる人は
恥を知る心が大切である。
つまり、何かを成し遂げるためには
失敗をして
屈辱を受けたり
自らの心の中に
恥を感じるようなことがあったり
自分自身に発奮する何かを
求める心がなくてはならない。
驕る心で事に望んでも
決して、望むものは成就しない。
という事でしょう。
日本人は、効率よりもひととしての
心のありようを大切に考えます。
成功するまでの恥は、当然で
それを乗り越える勇気を
大事に考えます。
若い時は
恥を掻いてください。
いえ、老いてから学ぶとき
人は、そこに若さを見出します。
若いとは、少いとも書きます。
少くしてまなべば 乃ち壮にして為るなり
壮にして学べば 老いて衰えず
老いて学べば 死して朽ちず
同じ佐藤一斎氏の言葉です。